『二人で紡いだ物語』米沢 富美子 (著)
米沢 富美子さんのことを知ったのは数年前、日経新聞夕刊で。
女性として初めて日本物理学会会長となった人。
五日連続のコラムで、子供もいて、乳がんも克服してすごい人だなあ、
と、そのうち一回分を切り抜きしていた。
この本の存在を知ったのも、日経新聞で紹介されていたから。
本の冒頭、夫を追ってイギリスへ留学した話から始まる。
夫との出会いは言及しないのかな、と思ったらその後からだった。
前述のコラムで読んだり、この本の紹介の文章から想像していたよりずっと面白くて
どんどん読み進み、私にしては珍しく思ったよりもかなり早く読み終えた。
タイトルから夫は物理学者の妻を支えたのかと思いきや、家事育児にはノータッチ
だったそうだ。それを引き受けたのは家庭内で争いを起こしたくなかったから。
それに関してはご本人も分かっておられ、ウーマンリブ運動していた人たちには
申し訳なかったとのこと。
まあ、私の親と同世代だから仕方ないといえば仕方ない。
想像を絶する大変さだったと思う。
私は布オムツで頑張ったからその大変さは知っているが、著者の第一子の時
洗濯機は脱水機がなく、手動でくるくる回して絞るやつ。
衣類乾燥機はない時代だし、当然食器も手洗いだし、よく両立できたものだ。
著者の問題に対する解決方法は、新婚時に夫を追って留学したことに始まり
普通なら思いもよらない大胆な選択をしていた。
確かに無理だと思えば不可能になるのだと思う。心に留めておきたい。
いろいろ書きたい感想はあるが、長くなるので、
読んでいて2,3か所で泣かされた、ということを記してやめておこう。
| 私が読んだもの 2000年発売 | 2004年発売 | 新聞で紹介されていたもの 2011年発売 |
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