2009年12月 3日 (木曜日)

『白鍵と黒鍵の間に―ピアニスト・エレジー』 南博

日経新聞の夕刊に週に一度、本の紹介があり、そこで星5つだったので
読もうと思っていた。(評価は星1~5の範囲がある)
音楽高校でピアノを専攻していた著者がジャズピアニストを志し、
キャバレーや銀座のクラブでピアノを弾いていた時の話。
ついつい就寝時間を遅らせて読んでしまうほど、面白かった。
漫画以外で、これほど面白くてついつい読んでしまった本は久々だ。

音楽高校などというものは、私の出身県にはなかった。都会は違うな。
高校の時初めてジャズを知ったそうだ。
ジャズを志し、放校同然に高校を卒業してキャバレーでピアノを弾き始めるくだり
で、親との確執とかは触れていなかったが、親は相当落胆しただろう。
子供に音楽を専攻させるにはお金がかかるからだ。

「勉強の成績は悪かった」という音楽専攻者にしては語彙が豊富だった。
というのも、何度か辞書のお世話になったからだ。
クーキャ=客、といった逆さにする業界用語は芸能界等と同じようだが
アー万=6万、というのは、バンドマンならではだと思った。
音楽(クラシック)をやっていたらドレミファ・・はドイツ語のCDEF・・
(ツェー・デー・エー・エフ・・)で呼ぶからだ。(A:アーは6番目)

読んでいて、つい笑ってしまうところもあり、本当に面白かったnote

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2009年11月19日 (木曜日)

『生物と無生物のあいだ』 福岡伸一

ベストセラーだったのでいずれ読もうと思っていた。
題名からは、「生物とは何か」を生物学者の視点から論ずるのかと思っていたが
想像していた内容と違い、いわゆる分子生物学について書いてあった。
まあそれはそれで面白かった。
最先端の自然科学では、同一分野の研究をしている人は世界じゅうで数えるほど
といった裏話的なことは、私も大学で化学を専攻していたので分かる。
「生物試料は100%純粋ではありえない」ところは、化学より生物学の実験のほうが
大変だと思った。
あのシュレーディンガー方程式のシュレーディンガーが、物理学者なのに
「生命とは何か」という本を著していたとは驚いた。
それに書かれていたという、生物は何故、原子・分子に比べ、かくも
大きいのか、に対する理由には納得した。

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2009年9月19日 (土曜日)

絵本『ふしぎな たね 』(美しい数学)

先週の木曜の読み聞かせのもう一冊の候補だった本。
これも科学絵本になるかもしれないが、理科ではなく数学だ。
まあ数学といっても数式が出てくるわけではない。
シロナガスクジラ・・・と比べ絵が小さかったことと、繰り返しのような頁
があり、それでも子供を引き付けて読む技術は持ち合わせていないので、
読み聞かせに用いなかった。
娘よりも数学好きな中2の息子が寄ってきた。
種の数かいくつになったのか、は後になると、暗算できなくなり、
息子と紙に書いて計算してみた。
4個の種を1個食べて植え、1年後6個の種を1個食べて植え・・・を続けて
行く場合、式を立てることが出来るか考えたが、数列を使わないと
できなさそうだ。あいにく数列の合計値を出す公式は忘れてしまった。

幼児絵本「ふしぎなたね」シリーズとは別物である。

ふしぎなたね

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2009年9月18日 (金曜日)

『シロナガスクジラより大きいものっているの』の読み聞かせ

先週の木曜日(9/10)が今年度最初の担当だった。
科学絵本を読もうと思い、良さそうな科学絵本をネットで探した。
科学絵本は、幼児や低学年だとその時は分からないだろうけど、
高学年なら充分理解できると思うからだ。
この本も万・億といった低学年で習わない数が出てくる。
高学年の読み聞かせは、易し過ぎない絵本を選ぶのが難しいよう
だが、科学絵本なら結構良いのではないかと思う。

読む練習をすると、もう1冊の候補と比べて娘の食いつきが良かったので
こちらにした。
子供たちは、だいたい静かに聞いてくれた。
書かれたのが90年代だったので太陽系の惑星が9つとなっていた。
そこを8つと読むのは間違えそうなので忠実に読み、後で補足した。

どんな絵本かは以下参照↓
シロナガスクジラより大きいものっているの
家での練習中あるページで娘が「波平!」と言い、本番でも子供の誰かが同じことを言った。

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2009年9月12日 (土曜日)

ハリーポッター最終巻

厚かましくも、また同じ人に借りて読んだ。
今回は、夫がヒマだったのでいつもより読む時間が取れた。
でも、一番の感想はやはり「長い」。
そりゃあ世界のベストセラー、当然面白い。
読むのも遅いのかもしれないけど、ある程度読んだと思っても、
本のぶ厚さと比べるとほんのわずかしか進んでなかった。
そしてまた脇役の登場人物や品物を忘れている。
読みながら何度ウィキを検索したことか。

最終巻なのにこれまで全く出ていなかった新たな設定が出てきたりした。
最後の最後に数々の謎がやっと解明された。
スネイプについては、どんでん返しで超びっくり、というより、ああやっぱりそう
だったのか、と、思った。この人に関しては最後の最後に同情・感服した。

これまで映画化された映像が作者にある程度の影響を与えており、
作者は映像化される前提で作っている、と思った。

訳者が最終巻を訳す頃に気に入った表現なのか、「眉根を寄せて」という
言葉が随所に現れた。
これまでの巻ではそんな書き方はしなかったと思う。
表現の統一というか一貫性はあまり考えなくても良いのかな。
この訳者さんは元々翻訳が生業ではなかったからかな。

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2009年3月 1日 (日曜日)

「思考の整理学」 外山 滋比古(とやま しげひこ)

20年以上前に出版されたのに今またベストセラーだと新聞に紹介されていた
ので、読んでみた。
卒論を書きに学生が相談に来るが自分で考えられない、となげいておられた
ので著者は大学の先生だった。
文章から文系の先生だな、と思ったら英文学者、文系ど真ん中だった。
そのせいか、「仕事は朝飯前が片付くので、午前中が朝飯前になるよう
朝食を抜けば良い」と真面目に書いてあった。
脳はブドウ糖が必要なので、朝食を抜くと勉強や仕事に集中できないのに。
二十数年前は言われてなかったのかな。
それ以外は参考にしても良い内容だった。
朝食を抜くのはともかく、一晩寝て朝早い時間に仕事がはかどるのは確か。
あと、ほめると伸びるのは「ピグマリオン効果」というそうだ。
分かっちゃいるけど、息子をなかなかほめられない。
まあ私自身ほめられたことがなかったからな。

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2009年1月25日 (日曜日)

成人式は二度終えております 著:エド・はるみ

言わずと知れた「遅咲きの若手」芸人。
PCインストラクター等いろいろな仕事の経験があると聞いていたが、
女優志望だったのは知らなかった。
すばらしい考えを持っている。見習わなければ。
・何か新しいことをやろうとしている時、自分をためらわせているのは自分自身が
 持っている恐れ・恐怖心であることが多い
・何事にも「感謝」すること
・たとえ嫌なことでもプラスの発想で捉える
読みやすいし興味があったので、昨晩から今朝にかけて一日で読んでしまった。
(今朝は息子の部活のために超早起きしたので残りの家人が起きてくるまで時間があった)
この本が、先日読んだ本の3倍以上の予約があった本である。

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2009年1月24日 (土曜日)

「家庭教育」の隘路-子育てに強迫される母親たち-著:本田由紀 勁草書房

日経新聞で紹介されていた本。
母親の家庭教育のなされ方と子供への影響を客観的に分析し、
「無責任な家庭教育強化論でこれ以上母親たちを追いつめないで」という
著者の思いへつなげている。
しつけは親がするべきだと思うが、教育に関しては、確かに現在は、結果的に
各家庭に委ねられている部分が大きいと思う。
例えば、私が小中学生の頃に比べると、学校での宿題が(少)なく、結局家庭で
塾に行かせるなり通信教育受けさせるなり、させなければならない。
本書の大半が調査内容とその分析結果で、最終章に、著者の提言が述べられている。
その、家庭教育に委ねられた部分を公的に支援するなりして、母親の負担を減らし
機会も均等に、等々の意見は、全くその通りだと思った。
それが政策に結びついて欲しいものだ。

これは図書館で借りた。
去年の10/8に予約、とメモが残っているので2ヶ月程度待った。
同時期に予約した本は予約数が3倍以上あったのに、そちらも順番が
まわってきた。さもあらん、この本は読み難いのだ。
大学の先生が書いた論文なのだ。
せっかくの研究なのだが、その点が残念だ。
題名からして「隘路」って何?と思ったもの。
(隘路…狭い道。狭く険しい道。)
以下、この本の中で読み方を調べて辞書を引いた言葉の読みを載せておく。
・隘路(あいろ)
・桎梏(しっこく)
・深甚(しんじん)な
・截然(せつぜん)
・放埒(ほうらつ)

ああ、この感想文を書くのに1時間近くもかかってしまった・・・despair

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2009年1月18日 (日曜日)

段取り八分の仕事術

友人が著者に含まれるので、読んでみた。
前書きに、二十代の方が三十、四十になってわかることを伝えたい、
とあるように、若い人向けのビジネス書だった。
分かり易く書いてあるので、若い人には有用だと思った。

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2008年12月14日 (日曜日)

『ウミガメと少年』(野坂昭如)

娘のクラスの読み聞かせは11月だった。
その時この本を読もうと9月に図書館に予約を入れたが間に合わなかった。
せっかくなので、予約はキャンセルせずに読んでみた。

童話なので難しい言葉は使っていないが、背景の説明はないので、
背景を知らないと、作者の伝えたかったことが分からないと思った。
例えば8月15日が何の日か知らずに読んでも、ウミガメが再度訪れた日の
意味は分からない。
従って、読み聞かせするなら歴史で第2次大戦を習った後か、聞かせる前に
背景の説明をする必要があろう。

検索すると出版社がスタジオジブリというのが気になった。
(発売は徳間書店)
発行も2008年4月となっている。もう少し前からあったのでは?

・・・・2001年に講談社から違う作画で出版されていた。
ジブリ版は出版されて間もないから予約が多かったのかも。
何も考えずに予約を入れたが、講談社版のほうを予約すれば
間に合ったかもしれない。

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